TOP >> 2016 Monthly Meeting >> 5/14の研究会Last updated on April 12, 2016
 
■■ 2016-2017 JACET Kanto Monthly Meeting ■■

英語教育学研究―残された課題

発表概要 これまで筆者が行った研究結果から日本人学習者の英語力の特徴を調べてみると、そこには英語力プロフィールの偏りが見られるだけでなく、テストで測ることのできる英語力には限界があることがわかる。つまり、グローバル人材に求められる英語力とのギャップである。グローバル人材に求められる英語力をCALP(学習言語能力)の観点から考え、それが第二言語においていかに発達するのか、問題点を含めて検討する。そして、それを教室でいかに育てることができるのか、plurilingualism(複言語主義)の考え方にもとづき、意識改革の必要性と具体的な授業展開について考えていきたい。
発表者略歴 岡秀夫:
前目白大学教授、東京大学名誉教授。大学英語教育学会(JACET)理事、文科省初等中等教育審議会外国語専門部会委員などを務める。専門は英語教育学、応用言語学(バイリンガリズム論)。